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建物の改修・増築に使える補助金

建物費は金額が大きく、補助対象に含まれるかどうかが投資判断を左右します。しかし建物費を対象とする制度は限られており、対象であっても「新分野への進出をともなう」「生産設備と一体である」といった条件が付くのが通常です。まず対象になる制度を絞り込むところから始めるのが効率的です。

使える可能性のある制度

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金
新分野進出をともなう場合に建物費が対象になる枠がある。建物投資では有力な選択肢
大規模成長投資補助金
工場新設など大規模投資。建物を含む一体の投資計画が前提
省エネ・脱炭素系の補助金
断熱改修など、建物の省エネ性能向上が目的の場合
自治体の設備投資・工場立地の助成金
区市町村が独自に公募。地域の産業政策に沿う投資が対象になりやすい

補助額・補助率・締切は公募回ごとに変わります。各制度の最新の内容は下記の解説記事をご覧ください。

対象になりやすいケース

  • 新事業・新分野の実施に不可欠な工場や施設の建設・改修
  • 生産ラインの導入にともなう建屋の改修(設備と一体の計画)
  • 断熱・空調など、省エネ性能を高める改修
  • 増築による生産能力の拡大(事業計画と整合している場合)

対象外になりやすいケース

  • 土地・建物の取得費(多くの制度で対象外)
  • 老朽化にともなう修繕・原状回復のみ
  • 交付決定前の着工・契約
  • 事業用と居住用が明確に区分できない建物

申請前に確認すべきこと

  • 「建物費が対象か」「どこまでが建物費か」を公募要領で確認する。設備の据付基礎までが対象、という切り分けもある
  • 建築確認や近隣調整を含めると期間が長い。補助事業の実施期間内に完了できるか逆算する
  • 土地の取得は対象外が原則。取得と建設を分けて計画する必要がある

よくあるご質問

土地の購入費も補助対象になりますか?

ほとんどの制度で対象外です。補助金は事業の実施に必要な設備や工事を対象とするもので、資産の取得そのものは対象としないのが原則です。土地は自己資金や融資で手当てし、建物・設備部分で補助金を活用する形が一般的です。

工場の増築だけでも申請できますか?

増築そのものではなく「増築して何をするか」が問われます。生産能力の拡大や新分野への進出といった事業計画と結びついていれば対象になり得ますが、「手狭になったから広げる」だけでは審査で評価されにくくなります。

建物費が対象の制度はどう見分けますか?

公募要領の「補助対象経費」に建物費・建物改修費が列挙されているかを確認します。記載があっても「新分野進出をともなう場合に限る」などの条件が付くことが多いため、注記まで読む必要があります。判断に迷う場合は事務局への事前確認が確実です。

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