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【令和8年度版】東京都創業助成事業とは?最大400万円!対象者・申請要件・スケジュールを徹底解説

【令和8年度版】東京都創業助成事業とは?最大400万円!対象者・申請要件・スケジュールを徹底解説

東京都で創業を予定している方や、創業したばかりの事業者の方にとって、開業時の資金確保は大きな課題ではないでしょうか。

「事務所を借りたい」
「ホームページを制作したい」
「広告を出したい」
「設備を導入したい」

そんな創業初期に必要となる経費の一部を支援する制度が、東京都創業助成事業です。

令和8年度第2回募集では、最大400万円(助成率2/3以内)の助成を受けられる可能性があります。

しかし、この助成事業は「創業予定だから」「創業したばかりだから」という理由だけで申請できる制度ではありません。

申請要件1~4をすべて満たすことが必要となり、その中でも多くの方が悩むのが「申請要件2」です。

本記事では、東京都創業助成事業について、

  • 制度概要
  • 助成内容
  • 助成対象経費
  • 4つの申請要件
  • 特に重要な申請要件2のポイント
  • 申請スケジュール
  • 必要書類
  • 申請時の注意点

まで、募集要項をもとに分かりやすく解説します。


東京都創業助成事業とは?

東京都創業助成事業は、東京都内で創業予定の方や、創業後5年未満の中小企業者などを対象に、創業初期に必要となる経費の一部を助成する制度です。

創業時には、事務所や店舗の賃借料、広告宣伝費、設備購入費など、多くの初期費用が必要になります。

東京都では、こうした創業時の資金負担を軽減し、創業後の安定した事業運営を支援することを目的として、本制度を実施しています。

また、助成金は返済不要であり、一定の条件を満たした事業者が対象となります。

ただし、助成金は採択後すぐに支給されるものではなく、対象経費の支払い・実績報告後に交付される「後払い」の制度です。

資金繰りも考慮したうえで、事業計画を立てることが重要です。


助成内容

令和8年度第2回募集の助成内容は次のとおりです。

項目内容
助成上限額400万円
助成下限額100万円
助成率助成対象経費の2/3以内
助成対象期間交付決定日(令和9年(2027年)3月1日予定)から6か月以上2年以内

※助成対象期間内に契約・実施・支払いなどを完了した経費が対象となります。

助成額の内訳

「最大400万円」と聞くと、すべての経費で400万円まで助成されるように感じるかもしれませんが、実際には経費区分ごとに上限額が設定されています。

経費区分助成上限額
事業費・従業員人件費300万円
委託費(市場調査・分析費)100万円
合計最大400万円

つまり、

  • 事業費・従業員人件費:最大300万円
  • 委託費(市場調査・分析費):最大100万円

を組み合わせることで、合計最大400万円まで助成を受けることができます。


助成対象経費

東京都創業助成事業では、創業時に必要となる幅広い経費が助成対象となります。

区分対象経費の例
事業費賃借料、広告費、器具備品購入費、産業財産権出願・導入費、専門家指導費など
従業員人件費従業員へ支払う給与等
委託費市場調査・分析費

例えば、次のような経費が対象となる可能性があります。

  • オフィスや店舗の家賃
  • ホームページ制作費
  • チラシ・パンフレット制作費
  • Web広告・SNS広告費
  • パソコンや什器などの備品購入費
  • 創業初期の専門家への相談費用
  • 市場調査・マーケティング調査の委託費

創業初期には、事業を軌道に乗せるためにさまざまな経費が発生します。

東京都創業助成事業は、こうした創業初期の負担軽減を目的としているため、設備投資だけでなく、広告宣伝や専門家への相談費用なども対象となる点が特徴です。

注意

助成対象となる経費には細かな要件があります。契約時期や支払時期、対象外となる経費も定められているため、申請前には必ず募集要項をご確認ください。


東京都創業助成事業を申請するには「4つの申請要件」をすべて満たす必要があります

東京都創業助成事業を申請するためには、申請要件1~4をすべて満たすことが必要です。

どれか1つでも要件を満たしていない場合は、申請することができません。

(ここに募集要項「申請要件1~4」の画像を掲載)

申請要件は、次の4つに分類されています。

申請要件概要
申請要件1創業予定者または創業後5年未満など、申請者自身の要件
申請要件2東京都が指定する23の創業支援事業のいずれかを利用していること
申請要件3事業内容や助成事業の実施期間などの要件
申請要件4納税状況や重複受給などに関する要件

申請要件1・3・4は、ご自身の状況や事業内容を確認することで判断できるケースが多くあります。

一方で、申請要件2は事前に創業支援事業を利用し、証明書などの条件を満たしておく必要があるため、多くの方が準備に時間を要するポイントです。

東京都創業助成事業の申請を検討している方は、まず申請要件2を確認することをおすすめします。


対象者(申請要件1)

まず確認したいのが「申請要件1」です。

主な対象者は、次のとおりです。

  • 東京都内で創業を予定している個人
  • 創業後5年未満の個人事業主
  • 設立後5年未満の法人
  • 一定要件を満たす特定非営利活動法人 など

一方、以下のようなケースは対象外となります。

  • 個人事業主または法人代表者として通算5年以上の経営経験がある方
  • みなし大企業
  • 個人開業医による医業
  • その他、募集要項で対象外とされている事業者 など

ご自身が対象となるかは、募集要項の「申請要件1確認チャート」で確認しましょう。


【徹底解説】申請要件2が東京都創業助成事業の最大のポイント

東京都創業助成事業について調べ始めると、多くの方が最初につまずくのが「申請要件2」です。

創業予定者や創業後5年未満であっても、それだけでは申請できません。

東京都が指定する23種類の創業支援事業のいずれかを利用し、所定の要件を満たしていることが申請条件となっています。

つまり、

「創業したいから申請する」

ではなく、

「創業支援を受けたうえで申請する」

という制度設計になっています。

そのため、申請を検討している方は、創業支援事業の利用も含めて早めに準備を進めることが重要です。


今なら間に合う「認定特定創業支援等事業(㉑)」

23種類ある創業支援事業の中で、「認定特定創業支援等事業(㉑)」です。

募集要項では、

産業競争力強化法に規定する認定特定創業支援等事業により支援を受け、過去3か年以内に都内区市町村長の証明を受けた方

が対象とされています。

自治体が実施する創業セミナーや創業相談などを受講・利用し、一定の要件を満たすことで証明書の交付を受けられる場合があります。


認定特定創業支援等事業の具体例

ここでは、実際に東京都内で実施されている創業支援の一例をご紹介します。

ご自身の対象地域の情報をご確認ください。

※また募集状況や開催日程は変更となる場合がありますので、最新情報は各自治体のホームページをご確認ください。2026.7.23時点


中央区|出張経営相談

中央区では、中小企業診断士が事業所へ訪問する「出張経営相談」を実施しています。

創業予定者の場合は、年度内5回まで無料で相談することができます。

一定の要件を満たすことで、認定特定創業支援等事業の証明書発行対象となります。

こんな方におすすめ

  • 専門家へ直接相談したい
  • 事業計画をブラッシュアップしたい
  • 創業準備を進めながら申請要件も満たしたい

新宿区|特定創業支援等事業 動画セミナー

新宿区では、オンデマンド形式の動画セミナーを実施しています。

令和8年8月受講分では、

  • 募集締切:令和8年7月31日(金)17時
  • 動画配信予定:8月5日・12日・19日・26日

となっています。

オンラインで受講できるため、仕事をしながら創業準備を進めたい方にも利用しやすい制度です。


港区|創業セミナー

港区では、認定特定創業支援等事業の対象となる創業セミナーを開催しています。

  • 9月26日(土)
  • 10月3日(土)

に直近であれば開催予定です。

全日程・全時間参加が証明書交付の対象条件となっています。

募集開始は7月28日(月)12時予定です。


TOKYO創業ステーションでは実施・運営機関一覧も公開

認定特定創業支援等事業(㉑)以外にも、TOKYO創業ステーションでは、申請要件2を満たす23種類の創業支援事業の実施・運営機関一覧を公開しています。

例えば、

  • 自分の地域ではどんな創業支援があるのか
  • 認定特定創業支援等事業以外に利用できる制度はあるのか
  • どの機関へ相談すればよいのか

を調べることができます。

東京都内で創業を予定している方は、一度確認しておくとよいでしょう。

⚠️ ご注意

認定特定創業支援等事業の内容や、証明書の発行要件(相談回数・受講期間・受講方法など)は、実施・運営機関によって異なります。

また、募集時期や開催日程も変更される場合があります。

申請要件2を満たせるかどうかは、必ず事前に各実施・運営機関へお問い合わせください。

ここまで準備できれば、東京都創業助成事業の申請に向けた大きなハードルの一つをクリアできます。

※ TOKYO創業ステーションのホームページに実施・運営機関の一覧表がございます。 

URL:https://startup-station.jp/m2/services/sogyokassei/youken/ 

申請時によくある落とし穴・注意点

東京都創業助成事業は助成額が大きい一方で、募集要項には見落としやすいルールも多く記載されています。

ここでは、申請前に必ず確認しておきたいポイントをご紹介します。


① 助成金は「後払い」です

初めて助成金を利用される方が勘違いしやすいのが、助成金は後払いであることです。

採択された時点で助成金が振り込まれるわけではありません。

基本的な流れは次のとおりです。

  1. 交付決定
  2. 助成事業を実施
  3. 対象経費を支払う
  4. 実績報告
  5. 完了検査
  6. 助成金の支払い

つまり、一度は自己資金で経費を支払う必要があります。

「助成金が出るから資金は準備しなくていい」という制度ではありませんので、資金計画も含めて準備を進めましょう。


② 創業予定の個人は「開業届提出後」の支出が対象

創業予定の個人として申請する方が特に注意したいポイントです。

募集要項では、

個人事業の開業届を提出する前に契約・履行・支出した経費は助成対象外

とされています。

例えば、

  • パソコン購入
  • ホームページ制作契約
  • 広告契約
  • 備品購入

なども、開業届提出前に契約・支払いをしてしまうと助成対象外になる可能性があります。

ポイント

創業前の個人として申請する場合は、開業届を提出した後に契約・支出を行うようスケジュールを確認しておきましょう。


③ 個人事業主が法人化するタイミングに注意

創業予定者や個人事業主の方の中には、

「採択後に法人化しよう」

と考えている方も多いでしょう。

しかし、法人化のタイミングを誤ると助成対象外になる可能性があります。

募集要項では、法人設立に関する期限や必要書類が定められています。

特に、交付決定前に法人化を予定している場合は、定められた期限までに登記や必要書類の提出を完了する必要があります。

スケジュールによっては助成対象とならないケースもあるため、法人化を予定している方は募集要項を十分に確認し、不明点があれば事前に事務局へ相談しましょう。


④ GビズIDプライムは早めに取得

東京都創業助成事業は、Jグランツによる電子申請のみとなっています。

Jグランツを利用するためには、GビズIDプライムが必要です。

取得には一定の時間がかかる場合があるため、申請開始直前では間に合わない可能性があります。

申請を考え始めた段階で取得しておくことをおすすめします。


⑤ 申請要件2は準備に時間がかかります

この記事でも何度かご紹介したとおり、申請要件2は東京都創業助成事業で最も準備に時間がかかるポイントです。

TOKYO創業ステーションでも、

申請要件2を満たすには概ね3か月以上かかる

と案内されています。

そのため、

「募集が始まってから準備しよう」

では間に合わないケースもあります。

創業助成事業を検討している方は、創業支援事業への参加や相談を早めに始めることをおすすめします。


よくある質問(FAQ)

Q1. 創業前でも申請できますか?

はい。

都内で創業を具体的に計画している個人の方は、一定の要件を満たせば申請できます。

ただし、申請要件1~4をすべて満たす必要があります。


Q2. 創業して何年まで申請できますか?

法人設立または個人事業の開業届提出から5年未満の方が対象です。

なお、経営経験などにも条件がありますので、募集要項をご確認ください。


Q3. 認定特定創業支援等事業を受ければ必ず申請できますか?

いいえ。

認定特定創業支援等事業は申請要件2を満たすための一つの方法です。

そのほかにも申請要件1・3・4をすべて満たす必要があります。


Q4. 助成金はいつ支払われますか?

助成事業の実施後、実績報告・完了検査などを経て支払われます。

交付決定後すぐに支払われる制度ではありません。


Q5. 申請要件2はいつ頃から準備すればよいですか?

できるだけ早めの準備をおすすめします。

TOKYO創業ステーションでは、申請要件2を満たすまで概ね3か月以上かかると案内されています。


まとめ

東京都創業助成事業は、創業初期に必要となる家賃や広告費、設備購入費、人件費など幅広い経費を支援してくれる、東京都の代表的な創業支援制度です。

令和8年度第2回募集では、

  • 助成率:2/3以内
  • 助成上限額:400万円(下限100万円)

と、創業初期の資金負担を大きく軽減できる制度となっています。

一方で、

  • 申請要件1~4をすべて満たす必要がある
  • 特に申請要件2は事前準備が必要
  • GビズIDプライムの取得
  • 助成対象経費や契約時期の確認

など、事前に確認すべきポイントも少なくありません。

「自分は対象になるのかな?」
「どの創業支援事業を利用すればいい?」
「事業計画書の作り方が分からない…」

このようなお悩みがある方は、一人で悩まず専門家へ相談することも大切です。


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