【徹底解説】第21次ものづくり補助金の採択結果を分析!採択率34.1%から見える勝ち筋とは?

【はじめに】ものづくり補助金・第21次の結果が発表!

2026年1月23日、「第21次公募」におけるものづくり補助金の採択結果が公式に発表されました。
全国から1,870件の申請があり、638件が採択、採択率は34.1%という結果に。

この数字だけを見ると難化傾向で「やや狭き門」という印象を持つ方も多いでしょう。

しかし、採択された事業の中身や傾向を詳しく分析すると、「なぜ通ったのか」「どうすれば通るのか」が見えてきます。
今回は、採択リスト(PDF)と公募要領(22次)を徹底分析し、以下のポイントを掘り下げます。

1. 採択率の推移と「第21次」の位置づけ

21次公募の採択率は34.1%(638/1870件)
これは前回(20次:約36.5%)と比べて若干の減少傾向となっています。

その背景には、AI・DX、海外展開、省力化といった“政策トレンド”に沿った提案が強く評価される一方で、従来型の「新しい機械を導入して生産性を上げたい」レベルの計画は選ばれにくくなっている現実があります。


2. 採択された638件の共通点とは?

採択リストをテキスト解析した結果、特に注目すべきキーワード出現頻度は以下のとおりです。

キーワード件数(638件中)
AI(人工知能)85件(13.3%)
DX(デジタル変革)28件(4.4%)
デジタル化13件(2.0%)
自動化・ロボット47件(7.3%)
海外・グローバル27件(4.2%)

📌 約5社に1社が「AI・DX・自動化」を活用した事業を申請しており、明らかに採択されやすい傾向が出ています。


3. 地域別の「勝ち筋」傾向を分析!

都道府県別の採択件数TOP10と、その傾向は以下の通りです。

順位都道府県採択件数傾向キーワード
1位東京都136件サービス業×AI・DX
2位愛知県42件製造業×自動化
3位大阪府41件食品製造×冷凍・省力化
4位埼玉県40件金型製造×ロボット・CNC導入
5位神奈川県31件医療・介護×IT導入

特に注目すべきは東京都・埼玉県・茨城県
この3県では、以下のような具体的な“勝ち筋”が見えました。


🥇 東京都:サービス×DXで生産性アップ型

  • 歯科医院がデジタル印象機を導入
  • 倉庫業者がAI在庫管理システムを開発
  • 製造業がSaaS型工程管理を構築

👉 IT・デジタルツール導入に強みがある事業が多い地域です。


🥈 埼玉県:精密加工×自動化の技術強化型

  • 自動バリ取りロボット導入
  • CNCマシニングの自動運転化
  • 難削材加工へのAI対応機の導入

👉 「技術に投資する製造業」が通りやすい県の代表格です。


🥉 茨城県:農業・食品×省力化の地域資源型

  • メロンのAI選果機導入
  • 野菜の皮むき自動化ライン
  • 冷凍技術による海外輸出強化

👉 地方資源を省力化+輸出で活かす提案が通りやすい印象です。


4. 22次以降は「返還リスク」に要注意!

2026年1月現在、公募中の第22次ものづくり補助金では、大きな制度変更が加えられています。

🔻 賃上げ・付加価値未達時の「返還規定」が強化!

📄 公募要領(概要版)P7・P9より抜粋:

「給与支給総額や付加価値額の目標を達成できない場合、補助金の全額または一部を返還していただきます。」

また、以下の要件を従業員全員に表明していない場合も、交付取り消し→返還対象になります。

  • 付加価値額:年平均3.0%以上増
  • 給与支給総額:年平均2.0%以上増
  • 最低賃金+30円ルール

つまり、今後の補助金は「もらったら終わり」ではなく、「成果が伴わないと返す」時代に突入したのです。


5. 採択されやすいタイトル・計画の作り方

タイトルだけで評価が上がるわけではありませんが、「目を引くタイトル」は審査員の理解を助ける重要な要素です。

✅ 採択事例に多かったタイトルキーワード例

  • 「AI解析による異常検知システム構築」
  • 「ロボット導入による金型加工の省力化」
  • 「冷凍技術と海外展開による販路拡大」
  • 「SaaS化された生産性可視化システムの開発」
  • 「インバウンド向け新ブランド開発×DX化」

🔺これらに共通しているのは、「技術+目的+成果」がタイトルだけで伝わる構成になっている点です。


【まとめ】ものづくり補助金は「未来への責任」が問われる制度に

第21次の採択結果から読み取れるメッセージは明確です。

🔍 “単なる設備導入ではなく、デジタルや自動化によって生産性を根本から上げる提案こそが通る”

さらに、第22次以降では返還義務が明確化され、賃上げ未達は許されない制度へと進化しました。

これから申請を考える方は、以下の3点を必ずチェックしましょう。

  1. AI/DXなどの政策トレンドと自社の強みが一致しているか?
  2. 計画した「成果」が5年後に実現可能なものになっているか?
  3. 社員にもしっかり賃上げ計画を伝えて、社内体制が整っているか?

✅ 「未来に責任を持てる計画」こそが、これからのものづくり補助金の採択条件です。

迷ったら、採択タイトルをじっくり研究するのも一つの方法です。


ものづくり補助金

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