【22次公募】ものづくり補助金 採択率33.6%の壁を超える「通る事業計画」の作り方【2025年最新版】


✅ はじめに:採択率33%時代、もう「我流」では通らない

2025年7月25日に締切を迎えた第20次公募の「ものづくり補助金」では、採択率33.6%という厳しい競争となりました。

このような低採択率の現実を踏まえると、確実に22次で採択を勝ち取るには、早期の準備と戦略的な申請対策が不可欠です。

この記事では、以下の内容を通じて「通る申請書」の作り方を徹底解説していきます。

  • 🔍 採択率データの分析と傾向
  • 🆕 22次で追加された加点項目
  • ✅ 採択企業が実践している成功行動
  • ✍️ 審査員を納得させる事業計画の書き方

確実に22次採択に向けて、今できる準備から始めていきましょう。


🔷 1. 22次公募のスケジュールと基本情報

項目内容
公募開始2025年10月24日(金)
電子申請開始2025年12月26日(金)17:00〜
締切2026年1月30日(金)17:00
採択発表2026年4月下旬(予定)

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取得に最大3週間かかります。申請に間に合わないとそもそも提出できません。


🔷 2. 補助対象者と要件チェック

✅ 以下すべてを満たす必要があります。

  • 日本国内に補助事業の実施場所を持つこと
  • 常時使用する従業員が1人以上いること
  • 以下の法人格を持つこと:
    • 中小企業・小規模事業者
    • NPO法人
    • 社会福祉法人など

🚫 注意:「従業員ゼロ」では申請不可
「役員のみ」「アルバイト契約のみ」では対象外。雇用契約での従業員1名以上が必要です。


🔷 3. 補助対象経費の使い道

経費区分内容の例
機械装置・システム構築費設備・ソフトウェアの購入や構築費
原材料費試作品の資材など
外注費加工や検査の外注費
専門家経費コンサルや士業への報酬
広告宣伝費展示会出展・動画制作・HPなど
通訳・翻訳/海外旅費グローバル枠に限る

💡 対象外の例
ノートPC・タブレット等の汎用品、交際費、消耗品、レンタカー代 など。


🔷 4. 第20次の採択実績から読み解く傾向分析【加点の実力が明らかに】

区分件数
申請件数2,453件
└ 高付加価値枠2,276件
└ グローバル枠177件
採択件数825件(採択率33.6%)
└ 高付加価値枠784件
└ グローバル枠41件
加点(関税措置)による採択272件(全体の33%)

✅ 米国の追加関税により加点された272件
これは全採択の3分の1に相当し、「加点の有無が採択の明暗を分けた」ことを示しています。

📌 加点あり vs 加点なし の構図

  • 通常申請枠:採択率 約33%
  • 加点あり申請枠:推定70〜80%の採択率

🔷 5. 22次で追加された「新加点項目」とは?

加点名条件
地域別最低賃金引上げ加点従業員の30%以上が新しい地域別最低賃金以上(全国平均63円UP)で雇用
事業所内最低賃金引上げ加点2025年7月時点で、応募直前より+3円以上

📌 加点は“積み重ね”できる!
既存の「賃上げ加点」「成長性加点」に加えて、
「関税加点」「最低賃金引上げ加点」も対象になるなら、全て狙いましょう。


🔷 6. 採択企業がやっている「勝つ行動」と数値

行動・特性採択率(推定)
支援機関と相談している90〜95%
計画書作成に50時間以上かけた約60%
加点項目4つ以上取得約90%
補助金額500〜1,000万円採択率最大
締切直前10日以内に申請約65%

💡 締切間際の申請者=手を抜かず準備した層が多い傾向あり。


🔷 7. 通らない申請に共通する10の落とし穴

  1. 数値目標が曖昧(売上・利益・改善率など)
  2. 投資理由が弱い(なぜ今か?の説明不足)
  3. 加点対策が不十分(22次の加点に未対応)
  4. 他社との差別化が弱い
  5. 革新性・独自性が伝わらない
  6. 支援機関に相談せず“我流”で作成
  7. 社会性(地域・雇用)への言及がない
  8. 添付資料(見積・図面など)が不足
  9. 時間切れで完成度が低い
  10. 「補助金が欲しいだけ」に見える計画

🔷 8. 採択される事業計画書の構成5要素

申請書は、審査員=投資家に向けた「投資判断資料」です。

要素内容の例
課題の定量化業界平均よりリードタイムが40%長い、など
解決策の具体性AI搭載の装置導入で作業時間30%削減
成果の数値化売上+20%、原価率−15%
社会性の明示地域雇用3名、カーボン削減20%など
加点要素の明示最低賃金を+5円、先端設備申請など

🔷 9. まとめ:補助金は“未来への成長投資”

ものづくり補助金は、単なる資金調達ではなく「自社の成長を促進する戦略的な投資」です。

採択される企業は、戦略的視点で準備を整えています。


🔷 10. 採択に向けて取り組むべきこと【チェックリスト】

申請を成功させるには、今から始めておくべきことがあります。

✅ GビズIDプライムを取得する
✅ 加点要素(最低賃金・関税)を確認する
✅ 支援機関・専門家に早めに相談する
✅ 補助金を「経営戦略」として捉える
✅ 計画書には最低50時間以上かけて推敲する

📌 なぜ50時間かけるのか?
それは、計画書が採択の全てを左右するからです。
片手間では到底伝わりません。構成・データ・戦略を練り上げて、審査員に投資したいと思わせる内容に仕上げましょう。


🎯 22次公募の締切:2026年1月30日(金)

ものづくり補助金(22次)
💻公式ページを見る

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