【第18回小規模事業者持続化補助金】採択結果を分析

採択率48.1%から見えた「通る事業計画」の特徴

2026年3月17日、
小規模事業者持続化補助金<一般型>第18回の採択結果が発表されました。

今回の結果を見ると、持続化補助金の審査は
「申請すれば通る補助金ではない」ということが改めて分かります。

まずは今回の結果を整理してみましょう。


【一般型】採択結果の比較

公募回申請数採択数採択率
第17回23,365社11,928社51.1%
第18回17,318社8,330社48.1%

※採択率は 約3ポイント低下

申請数は減少しているにも関わらず、採択率は下がっています。

つまり今回の審査は

「申請が減っても採択は甘くなっていない」

という結果でした。


創業型はさらに厳しい採択率

同日に発表された
持続化補助金<創業型>第2回の結果は次の通りです。

公募申請数採択数採択率
創業型 第2回3,220件1,226件38.1%

一般型の48.1%に対して

創業型は38.1%

とさらに低い採択率となりました。

この数字を見るだけでも、
補助金審査が決して簡単ではないことが分かります。


採択事例から見える
採択される事業計画の特徴

採択事業を見ていくと、
一般型と創業型では評価されるポイントが少し違います。


① 一般型:既存事業の「脱・商圏制限」

一般型では、既存ビジネスに
新しい販路を作る取り組みが多く見られました。

例えば飲食店では、

  • 冷凍ラーメンの開発
  • EC販売
  • 卸販売

などの事業が採択されています。

飲食店は通常、
商圏が店舗周辺に限られるという課題があります。

しかし

店舗

冷凍商品化

EC販売

全国販売

という流れを作ることで、
店舗の商圏を大きく広げることができます。

このように

設備導入が販路拡大につながるストーリー

が明確な事業が評価されています。

単に「設備を導入する」という計画ではなく、

その設備によって今までリーチできなかった顧客にどう届けるのか

という視点が重要になります。


② 創業型:独自の「ストーリー」と「市場性」

一方で創業型では、
独自の視点やストーリー性が光る事業が多く見られました。

例えば今回の採択事例で興味深いのが、

「体験型 × メモリアル」の独自ビジネス

けだま工房様(山梨県)

「うちの子のけだまだま」は、
ペットの毛を使って思い出を形に残す商品です。

ペット
×
思い出
×
体験

という 感情的価値(エモーショナル価値) を提供するビジネスです。

さらに

ガチャ販売

という話題性のある販売方法も特徴です。

  • 明確なターゲット
  • 独自の体験価値
  • SNSで拡散されやすい商品

といった点が、創業枠に求められる
独自性の高いビジネスモデルとして評価された好事例と言えるでしょう。


子育て世代に特化した美容室

創業型では、

ベビーカーのまま入れる美容室

という事業もありました。

美容室は競争の激しい業界ですが、

  • 子育て世代
  • ベビーカー来店

という 明確なターゲット設定 によって差別化しています。

このような

社会課題 × ビジネス

という視点も評価されるポイントです。


DXを活用した新サービス

今回の採択事例では、

AI姿勢診断

など、DXを活用したサービスも見られました。

単なるIT導入ではなく、

AI診断

新サービス

新規顧客獲得

という

サービス価値の向上

につながる取り組みです。


採択事業から見えてくる共通点

今回の採択事業を見ると、
共通しているポイントがあります。

  • 自社の強みを活かしている
  • ターゲット顧客が明確
  • 売上につながるストーリーがある

つまり補助金審査では、

設備導入そのものではなく
事業としてのストーリー

が見られています。


一般型と創業型の事業計画の違い

採択事例を整理すると、
事業計画の考え方にも違いがあります。

一般型

既存事業の課題

設備導入・サービス追加

販路拡大

課題解決型


創業型

市場ニーズ

独自のビジネスモデル

成長ストーリー

ビジネスモデル型


【注意】採択後すぐ発注はできません

持続化補助金では

採択=発注OK

ではありません。

実際の流れは

採択

見積提出

交付決定

発注

となります。

交付決定前の契約や購入は
補助対象外となるため注意が必要です。


まとめ

第18回持続化補助金の採択率は

48.1%

創業型は

38.1%

とさらに低い結果となりました。

採択事業を見ると、

一般型
→ 既存事業の販路拡大

創業型
→ 独自のビジネスモデル

という特徴が見えてきます。

補助金申請では、
事業者の強みや市場ニーズを整理した

事業計画のストーリーが重要になります。


ご相談について

当社では、事業者様の強みや市場環境を整理しながら
事業の成長につながる事業計画書の作成をサポートしています。

また現在は
新事業進出補助金など
新規事業を支援する制度も始まっています。

補助金の活用を検討されている方は
お気軽にご相談ください。


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