2026年、これまでの「IT導入補助金」が制度を刷新し、「デジタル化・AI導入補助金」として新スタートしました。
AI活用の推進、サプライチェーン全体のDX、サイバーセキュリティ対策まで支援対象が大きく広がり、名称も実態も進化しています。
✅この記事でわかること
- 新制度の基本構造と枠ごとの違い(通常枠/セキュリティ/インボイス)
- 2026年の最新スケジュールと注意点
- 各枠の採択のコツと活用事例
- 向いている人・向いていない人の判断ポイント
✅【1】通常枠:すべての事業者に開かれた中心枠
🔷 概要
個人事業主から中小企業まで、全業種に開かれた本制度の中核枠です。
会計・受発注・在庫管理・AIチャットボットなど、業務効率化や売上UPを目的としたITツールの導入が対象になります。
※従業員0人の個人事業主も対象です。
💰補助額・補助率(チラシ・交付規程より)
| 区分 | 機能数(プロセス) | 補助額 | 補助率 |
|---|---|---|---|
| 通常枠① | 1〜3プロセス | 5万円~150万円未満 | 1/2以内 |
| 通常枠② | 4プロセス以上 | 150万円~450万円以下 | 1/2(条件により2/3) |
✅ 特例:補助率が「2/3」にUPする条件
以下のすべてに該当すると、補助率が2/3へ引き上げられます。
- 最低賃金近傍(改定前後の地域最低賃金水準)の従業員が全体の30%以上
- 地域別最低賃金+30円以上の賃上げを行う
- 給与支給総額を年率1.0〜1.5%以上引き上げる(申請額や実績により異なる)
🎯対象経費(交付規程より)
- ソフトウェア購入費
- クラウド利用料(最大2年分)
- 導入関連費(設定・マニュアル・研修等)
対象となる機能例:
- 会計・給与・人事・勤怠・販売管理・在庫・受発注
- 顧客対応・EC支援・業種特化ツール
- AI分析ツール・業務自動化
📈申請に必要な「3つの数値目標」(事業計画)
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| 労働生産性 | 1年後に3%以上の向上(過去採択ありなら4%以上) |
| 給与支給総額 | 年率1.0〜1.5%以上の増加 |
| 最低賃金 | 地域最低賃金+30円以上を支給 |
🎬 活用事例(動画①より)
- 飲食業:予約管理×POS×顧客分析 → 売上10%増+再来率UP
- 製造業:受発注管理×在庫連携×会計 → 月末作業を30%削減
- 建設業:クラウド勤怠×給与 → 現場ごとの集計一元化
✅【2】セキュリティ対策推進枠:信頼性強化のための最初の一歩
🔷 概要
サイバー攻撃対策に不安のある中小企業向けに、IPA認定「お助け隊サービス」の導入費用を支援する制度です。
社内にIT担当がいなくても導入可能です。
💰補助額・補助率
| 区分 | 補助額 | 補助率 |
|---|---|---|
| 中小企業 | 5万〜150万円 | 1/2以内 |
| 小規模事業者 | 5万〜150万円 | 2/3以内 |
対象経費:
- セキュリティサービス利用料(最大2年分)
- 導入研修や教育、支援費用
🧩導入メリットと加点効果
- 情報漏洩リスクの低減 → 顧客からの信頼UP
- 加点対象 → 他補助金の申請にも有利
- 専門知識不要 → 認定サービスを選ぶだけ
🎬 活用事例
- 税理士法人:MFAと教育体制導入 → 顧客信頼度UP
- 小売業:VPN導入×テレワーク対策 → 漏洩ゼロ運用へ
- 建設業:UTMで不正アクセス遮断 → ISO取得を視野に
✅【3】インボイス枠(電子取引類型):事業者と一緒に取り組む仕組み
🔷 制度のポイント
「発注者主導型」で行う、新しいモデル。
- 発注者が申請し、ツール導入費用を負担
- 受注者(取引先)は、無償で電子取引システムを使える
💰補助額・補助率
| 区分 | 補助額 | 補助率 |
|---|---|---|
| 中小企業 | 上限350万円 | 2/3以内 |
| その他企業 | 上限350万円 | 1/2以内 |
※ハードウェアは対象外、クラウド利用料(最大2年分)が補助対象
📈制度の狙い
- インボイス制度対応ツール(受発注システム)を発注者が提供
- 取引先中小企業の生産性向上と制度対応を同時に推進
- サプライチェーン全体のDXを支援
🎬活用シーン
- FC本部:加盟店に一括でシステムを提供 → 請求書統一&効率化
- 製造業(親会社):取引先に無償提供 → FAX注文の撤廃、保存要件もクリア
🗓 2026年スケジュール(全枠共通)
| 回次 | 締切 | 交付決定 | 実績報告期限 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 5月12日(火) | 6月18日(木) | 12月25日 |
| 第2回 | 6月15日(月) | 7月23日(木) | 翌年1月29日 |
| 第3回 | 7月21日(火) | 9月2日(水) | 翌年2月26日 |
| 第4回 | 8月25日(火) | 10月7日(水) | 翌年3月31日 |
🎯 採択されるためのポイント
- gBizIDプライムは必須! 取得に時間がかかるので、未取得の方は即申請を。
- SECURITY ACTION宣言(★一つ星以上) → ほとんどの枠で「申請要件」
- 支援事業者と二人三脚で進める → 事業計画作成から申請までサポート可能なベンダーを選びましょう。
🧭 この補助金が「向いている人・向いていない人」
向いている人(おすすめ)
✅ デジタル化やAI活用に関心があり、事業の効率化を図りたい
✅ 会計・受発注・勤怠など、紙やエクセルで管理している
✅ セキュリティ対策に不安があるが、何をすべきかわからない
✅ インボイス対応を仕組みとして整えたい
✅ 信頼できるIT支援事業者と伴走できる環境がある
向いていない人(注意が必要)
⚠ 「ツールだけほしい」など、導入目的が曖昧な事業者
⚠ 数値計画や賃上げ要件の達成に自信がない
⚠ セキュリティや制度への理解・関心が薄い
⚠ 計画・導入・報告を丸投げしたいと思っている
⚠ 「補助金ありき」で無理にツールを探している
📝まとめ:2026年は「攻めのIT投資」元年
| 枠 | 対象 | 目的 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 通常枠 | すべての事業者 | 生産性向上・AI導入 | 王道・活用範囲が広い |
| セキュリティ | 情報を扱う事業者 | 信頼性確保 | 専門知識不要+高補助率 |
| インボイス枠 | 発注側の企業 | サプライチェーン全体のDX | 下請け無料モデル |
今こそ、補助金を「単なる助成金」ではなく、事業のアップデート資金として使うタイミングです。
まずは「自社はどの枠が合うか?」から、信頼できる支援者と一緒に動き出しましょう。
デジタル化・AI導入補助金2026
💻公式サイトはこちら
💡補助金情報を探している方へ、このページをシェアお願いします👇

