12月の詳細発表に向けて、今やるべき準備とは?
1. 【速報】終わったはずの大型補助金に「追加募集」のチャンス!
「海外進出に興味はあったけれど、8月の締め切りに間に合わなかった……」
そんな経営者の方に朗報です。
東京都が推進する大型支援事業「グローバルサウスGX促進プロジェクト」において、追加募集の実施が決定しました。
2025年8月に第1回の公募は締め切られていましたが、公式サイトには次のような文言が掲載されています。
追加募集を実施いたします。詳細は12月以降に公表いたします。
これは、GX(グリーントランスフォーメーション)技術を活用した海外展開を検討している企業にとって、再チャレンジの絶好のチャンスです。
最大3億円の補助を受けながら、グローバルサウス諸国で実証・事業化に挑めるこの制度。
12月以降に予定されている詳細発表に備えて、今のうちに制度のポイントを整理しておきましょう。
2. なぜ東京都は「グローバルサウス」への進出を支援するのか?
「グローバルサウス」とは、アジア・アフリカ・中南米などの新興国・途上国の総称です。
急速な経済成長の一方、電力インフラ不足や環境問題が深刻で、日本のGX技術へのニーズが高まっています。
東京都は、都内企業の技術で現地課題を解決し、将来的には東京の脱炭素化にも還元するという、両利きの支援を目指しています。
✅ 想定されている進出先(12か国):
- アジア:インド、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、モンゴル
- 中東:UAE(アラブ首長国連邦)
- アフリカ:エジプト、南アフリカ
- 中南米:チリ、ブラジル
※上記以外の国も申請可能です。
3. 最大3億円!支援内容と仕組み
このプロジェクトは、単なる調査ではなく、実証から事業化までのフルパッケージ支援です。
| フェーズ | 補助上限 | 補助率 |
|---|---|---|
| マスタープラン・FS(調査) | 最大1億円 | 中小・スタートアップ:2/3、中堅企業:1/2 |
| 実証・事業化 | 最大3億円(FS除く) | 一律1/2 |
📝 FSとは?
「Feasibility Study(フィージビリティスタディ)」の略で、「実現可能性調査」のこと。
現地ニーズ・法規制・収益性などを事前に見極めるフェーズです。
さらに、以下のような専門家の伴走支援も受けられます:
- 現地企業とのマッチング
- 法制度・税務の助言
- 事業計画作成支援 など
4. 審査を通過するための3つの重要ポイント
① 東京都への「還元」ストーリーを明示
例:
- 現地で製造したグリーン燃料を東京で利用する
- CO₂削減成果をカーボンクレジットとして東京都に還元
② 現地パートナーとの協議を進める
- MOU(覚書)や協議記録など、実行体制図に反映できる具体性が求められます
③ 資金繰りを計画的に
- 補助金は「後払い(精算払い)」が原則のため、立替資金やつなぎ融資の計画が必要です
5. 今すぐ準備したい「3つのステップ」
- ターゲット国を絞る
自社技術と現地の課題(電力、交通、廃棄物など)が一致する国を選定。 - 社内体制を整える
海外展開を担当できる人材や、英文契約・資金調達に対応できる体制を検討。 - パートナー候補のリストアップ
商社、コンサル、金融機関など、公式に発表されている「連携サポーター」をチェック。
✅ 想定される事業モデルの例
- EV充電インフラと再エネ組み合わせによる都市交通の脱炭素化(東南アジア)
- 農業残渣を活用したバイオ燃料製造プロジェクト(中南米・アフリカ)
- 建材一体型ソーラーパネルの導入によるビルの省エネ化(UAEなど)
✅ 活用事例
- 都内スタートアップがインドの病院に太陽光+蓄電池を導入し、電力安定化に成功
- 中堅企業がインドネシアで農業残渣を使ったバイオ燃料製造事業を展開、年間1万トンのCO₂削減
🔚 まとめ
「もう終わった」と思っていた人も、まだ間に合います。
この追加募集は、東京都が本気で推進するGXグローバル展開支援の「第2のチャンス」。
12月の詳細発表を待つ間に、できる準備を今から始めましょう。
グローバルサウスGX促進プロジェクト
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