はじめに:インボイス対応、まだなら補助制度を使って有利に進めよう
2023年10月から導入されたインボイス制度。
「免税事業者のままで大丈夫か?」と悩む中小事業者も多いなか、対応の負担をサポートする制度が複数あります。
中でも、
✅ 国の「小規模事業者持続化補助金<一般型>(インボイス枠)」
✅ 目黒区の「インボイス発行事業者支援事業助成金」
の組み合わせは、実質的な費用負担をぐっと軽減できる“W支援”です。
この記事では、現在申請中の方、また次回申請を検討している方に向けて、制度の概要と流れ、準備すべき書類を分かりやすく解説します。
制度の違いと連携の仕組み
制度名 | 内容 | 対象地域 | 補助内容 |
---|---|---|---|
小規模事業者持続化補助金<一般型>(インボイス枠) | 国の補助金。販路開拓や業務効率化の費用を支援 | 全国 | 経費の最大2/3、最大50万円~100万円 |
目黒区インボイス発行事業者支援事業助成金 | 国の補助金(持続化補助金)でカバーできなかった自己負担分を助成 | 目黒区内の事業者限定 | 補助金額確定額の1/20(上限10万円) |
目黒区の助成金は「持続化補助金<一般型>」のインボイス枠が条件
この助成金は、「小規模事業者持続化補助金<一般型>」のインボイス枠・インボイス特例で申請している目黒区の事業者のみが対象です。
注意:
❌ 他の国補助金(IT導入補助金、事業再構築補助金など)は対象外
✅ 「インボイス枠」または「インボイス特例」を申請していることが分かる資料が必要
今できる申請ステップ:2段階の流れを知ろう
🟦【支援申請】(令和8年2月27日まで)
補助金の採択前でも申請可能!この時点では「持続化補助金に申請中であること」を示す書類を提出します。
- ① インボイス発行事業者支援事業申請書
- ② 小規模事業者持続化補助金事業<一般型>の申請書(写し)
- ③ 下記いずれか(インボイス枠または特例の申請内容が分かる書類)
ア. 経営計画書兼補助事業計画書①の写し
イ. 補助事業計画書②(経費明細表・資金調達方法)の写し - ④ (法人)履歴事項全部証明書(コピー可・3か月以内)
(個人)開業届と住民票(コピー可・3か月以内) - ⑤ 納税証明書類(法人事業税・法人都民税、または個人事業税・住民税)
- ⑥ その他区長が必要と認める資料
➡ 区が内容を確認し、「申請資格確認通知書」を発行
🟦【交付申請】(令和8年3月31日まで)
この段階は、補助金が採択・確定通知を受領後に申請できるフェーズです。
- ① インボイス発行事業者支援事業助成金交付申請書
- ② インボイス発行事業者支援事業助成金請求書
- ③ 小規模事業者持続化補助金額確定通知書の写し
- ④ 適格請求書発行事業者の登録通知書等の写し
- ⑤ その他区長が必要と認める資料
※①②は「申請資格確認通知書」と一緒に郵送提出
対象となる方は?
- 第17回の持続化補助金に申請した目黒区の事業者
→ 採択された場合、交付申請が可能になります。今は支援申請のタイミングです。 - 今後の持続化補助金の申請を検討している目黒区の事業者
→ 今のうちから制度を理解し、商工会などと計画書作成を進めておくのがおすすめです。
活用事例の紹介
▶ 美容サロン(個人事業主)
- インボイス対応の会計ソフト導入+HP更新費用
- 国の補助金+区の助成金で負担が大幅に軽減
▶ 製造業(法人)
- 適格請求書発行対応のクラウドツール導入
- 取引先向け説明資料を印刷・配布し信頼性アップ
まとめ:目黒区の事業者は“2段階申請”を意識して今から準備を
- 国の補助金は全国対象、目黒区の助成金は区内事業者限定
- 目黒区の助成金は、「小規模事業者持続化補助金<一般型>」のインボイス枠・特例に限って活用可能
- 第17回で採択された場合も対象になるので、今支援申請を出しておくのがベスト
📌 今はまだ採択結果を待っている人も、次回公募を検討している人も、
このW制度を“知っているかどうか”が大きな差になります!
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