中小企業にとって、新たな販路を切り開く手段として「展示会出展」は非常に有効です。しかし、出展にはブース代や設営費、交通費など多くのコストがかかるのが現実です。
そんな中、目黒区では区内中小企業向けに、展示会の出展費用(展示料=小間料)を最大15万円まで補助する制度を実施しています。本記事ではこの制度の概要や条件、そして実際の活用事例を交えて詳しく解説します。
目黒区の中小企業支援とは?〜「ものづくり」分野に注力〜
目黒区では地域経済の活性化を目的に、製造業や技術開発型企業など、いわゆる「ものづくり」分野の中小企業への支援を積極的に行っています。
この展示会出展サポート制度もその一環で、中小企業が持つ独自の製品や技術を市場に発信するチャンスを広げることを目的としています。
対象者:目黒区内に主たる事業所を持つ中小企業、異業種交流グループ、業種組合
対象出展物:自社の工業製品や技術品
※一般販売目的の展示・飲食業・旅費や装飾費などは補助対象外です。
展示会出展サポート制度の内容とメリット
補助内容のポイント
内容 | 詳細 |
---|---|
対象経費 | 展示料(小間料) |
補助率 | 費用の2/3 |
上限額 | 1企業あたり15万円 |
対象展示会 | 国内外の展示会(ジャンル不問) |
対象者 | 目黒区内の中小企業、異業種グループ、業種組合 |
例:展示料が22.5万円なら、15万円まで補助。自己負担は7.5万円。
申請スケジュール
- 前期:令和7年4月〜7月(展示会は4月〜9月)
- 後期:令和7年9月〜12月(展示会は10月〜翌3月)
注意:申請は年度内1回まで。先着順受付のため早めの行動が必要です。
申請条件と注意点
- 目黒区に主たる事業所を有している
- 出展内容が「工業製品」「技術品」等である
- 年度内1回のみ申請可能
- 展示料(小間料)のみが対象
逆に、飲食・小売業などの一般販売目的の出展や、装飾費・旅費・人件費などは対象外になるので要注意です。
活用事例から学ぶ!助成金を活かした成功パターン
事例①:精密部品メーカーが大手企業と商談に成功
区内の精密機器メーカーがこの制度を活用し、国内最大規模の産業技術展示会に初出展。自社の精密加工技術をPRしたところ、大手企業との商談が成立。継続取引に発展し、年契約まで獲得しました。
事例②:異業種コラボで新商品を開発
食品加工業とパッケージ会社が共同出展し、商品開発の新アイデアが生まれました。展示会では両社の強みを掛け合わせたコンセプト商品を発表。メディアにも取り上げられ、知名度UPに貢献しました。
このように、展示会を販促以上の価値ある場として捉えれば、新たなビジネスチャンスにもつながります。
まとめ|制度を活用して販路を広げよう
目黒区のこの支援制度は、中小企業の新たなチャレンジを具体的に後押ししてくれる制度です。
「展示会に出たいけど費用が厳しい」「技術をPRしたい」そんな企業にとって、この制度は絶好のチャンス。ぜひ情報を早めに確認し、展示会出展の可能性を広げましょう!
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