【東京都の助成金】製品をもっと“売れる形”にしたい?そんな時に使える認証取得・製品改良支援【2025年版】


「この製品、もっと売れる形にできないかな?」

そんなときに使える東京都の支援制度をご紹介します。

東京都内の中小企業や個人事業主が、製品を改良したり、信頼性を高める認証を取得したりするための費用を、最大500万円まで支援してくれる助成金制度があるのをご存じですか?

✔ 医療や福祉向けに展開したいけど、基準や認証がよく分からない
✔ 海外の取引先から「CEマークある?」と聞かれて困ったことがある
✔ うちの製品、もう一歩“信頼できる形”にしたいけど、どう進めていいか分からない

そんなときに使えるのが、**東京都「規格適合・認証取得支援事業」**です。
しかも海外展開だけでなく、国内市場向けの製品改良や認証取得にも活用できる制度です!


「規格適合・認証取得支援事業」ってどんな制度?

この制度は、東京都が中小企業の販路拡大・信頼性向上・製品力強化を目的に行っている助成事業です。

簡単にいうと、自社の製品を「もっと売れる形」にするための認証取得や製品改良にかかるお金を一部支援してくれる制度です。


📌 この助成金、どんなことに使える?

  • 製品の改良(軽量化、省電力化、安全性アップ、UI改善など)
  • 国内外の規格・認証取得(CE、PSE、ISO、RoHSなど)
  • 試験機関への外注費や認証申請にかかる費用
  • ソフトウェアの機能強化や表示内容の見直し など

✅ 海外だけじゃない。国内向けの製品にもOK!

制度の説明には「国内外の市場ニーズに対応するため」とありますが、海外向け限定ではありません。

たとえばこんな場面でも活用可能です:

  • 医療・介護施設への導入に必要な国内規格への対応
  • 官公庁の入札で求められる安全認証やPSE取得
  • 大手企業と取引するために必要なISO9001などの取得

製品の“信頼性”を高めて販路を広げたい、という目的であれば、国内でもしっかり対象になります!


活用事例(実際の企業での使い方)

  • 医療用部品メーカーがISO13485を取得して都内病院に新規納品
  • 食品機器メーカーが国内向け衛生基準対応+機能改良で販路拡大
  • オーディオ製品メーカーがCEマーク+RoHS対応で海外展示会に出展
  • IoT機器開発会社がUIの多言語対応+安全試験を実施しEC展開へ

どれも、「もともとあった製品を一歩進めたい」という企業にとって、とても現実的な支援内容です。


対象者・対象経費・助成額まとめ

✅ 対象になるのは?

  • 東京都内に本店または支店がある中小企業・個人事業主
  • 中小企業団体(事業協同組合など)
  • 都内で創業予定の法人・個人も対象になることがあります

✅ 対象となる費用

区分経費例
製品改良原材料費、副資材費、ソフト改良、人件費、試作費
認証取得試験費、申請費、翻訳費、外注費、証明書取得費

✔ ソフトウェアの機能強化や、翻訳による取扱説明書作成なども含まれます。


✅ 助成内容

  • 助成額:最大500万円(最低50万円)
  • 助成率:経費の2分の1以内
  • 助成期間:最長2年9か月(プロジェクトにより異なる)

スケジュールと流れ(2025年度)

ステップ内容
申請受付2025年10月17日〜10月30日(電子申請)
書類審査12月頃通知
面接審査翌年1〜2月
助成開始2026年3月1日から
中間報告2026年12月15日
完了報告・支払事業完了後、報告審査のうえ助成金交付

よくある質問(制度紹介動画より補足)

Q. ソフトウェア製品だけでも申請できる?

✅ はい。UI改良、翻訳、機能強化など、目的が明確なら可能です。

Q. 製造業じゃないと対象にならない?

✅ 製品を扱っていれば、卸業や小売業、サービス業でも対象になり得ます。

Q. どこに相談すればいい?

✅ 東京都中小企業振興公社の支援窓口で無料相談が受けられます。申請前でもOKです!


補足:価格戦略のプロに無料で相談できる制度もセット

この助成制度には、実は「プライシング戦略サポーター」という仕組みもあります。

製品の価格設定や交渉力強化を支援する専門家が、無料でアドバイスしてくれるというサービスです。

認証を取得して終わり、ではなく、その後の売り方・価格戦略まで支援してくれるのは嬉しいポイントです。


まとめ:「製品をもう一歩、売れる形にしたい」と思ったら

「この製品、もっと信頼されるように整えたい」
「医療や福祉、海外市場に出してみたい」
「でも認証とか難しそうで進められない…」

そう思っていた中小企業にとって、この制度は強力な一歩を後押ししてくれる支援です。

しかも、費用面だけでなく、相談や戦略サポートも含めてトータルで支えてくれるのが特徴。


✅ まずは何をすればいい?

  1. 自社の製品で「改良・認証をしたい」と思っていたものをリストアップ
  2. ざっくりで良いので、想定される費用を見積もる
  3. 東京都中小企業振興公社のサイトを見て、相談窓口に連絡してみる

公式ページ👉 「製品改良/規格適合・認証取得支援事業」ページ

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