東京都が実施する「中小企業デジタルツール導入促進支援事業」は、中小企業のDX・業務効率化を支援する助成制度です。この記事では、令和7年度・第2回(10月募集)の最新情報をもとに、対象経費や申請の流れ、FAQまで分かりやすく解説します。
✅ 制度の概要
項目 | 内容 |
---|---|
申請期間 | 2025年10月1日〜10月27日 |
交付決定 | ①12月下旬 ②2026年1月下旬 |
助成対象期間 | 最長2年間(2026年1月〜または2月〜) |
助成率 | 中小企業:1/2以内、小規模企業:2/3以内 |
助成上限額 | 最大100万円(関連経費50万円、ハードウェアは20万円まで) |
申請方法 | jGrants+専用フォーム(電子申請) |
専門家支援 | 最大5回まで無料派遣 |
🗓 申請スケジュール(10月募集)
募集 | 申請期間 | 交付決定 | 助成対象期間 |
---|---|---|---|
第2回(10月) | 2025年10月1日〜10月27日 | ①12月下旬/②2026年1月下旬 | ①2026年1月〜/②2026年2月〜(最大2年間) |
※ 予算枠に達した場合、申請受付は早期終了することがあります。
💡 助成対象となるデジタルツール例
- バックオフィス業務削減: 会計ソフト、給与・勤怠管理、RPAツール
- 社内コミュニケーション活性化: グループウェア、ビジネスチャット、情報共有ツール
- 営業・マーケティング自動化: MAツール、CRM、メール配信システム
🖥 ハードウェアは助成対象になる?
基本的に以下のようなハードウェアは対象外となります。
- パソコン(PC)
- タブレット(iPadなど)
- スマートフォン
- 汎用プリンター・カメラなど
ただし、以下のような条件で例外的に対象となる場合もあります。
- デジタルツールと直接連携する専用機器が必要な場合
- RPA連携端末、スキャン機器、IoTセンサー など
➡️ 助成上限は20万円までとなります。
📌導入事例のミニ紹介
📌 導入事例(例)
・経理業務を効率化するために、クラウド会計ソフト+スキャナー導入(飲食業・従業員8名)
・営業活動を自動化するため、CRMツール+iPad導入(不動産業・個人事業主)
📄 必要な申請書類(チェックリスト)
- 登記簿謄本(法人)または開業届(個人)
- 直近の確定申告書
- 納税証明書(事業税・住民税など)
- 見積書(原則2社以上)
- 見積限定理由書(1社のみの場合)
- 小規模企業者確認書(該当者のみ)
- 導入計画チェックシート(Excel提出)
📎 書類見本ダウンロード → 公式サイト
【補足】「gBizID」の取得リンク&期限注意
- 申請に 「gBizIDプライムアカウント」が必須
- 取得に数営業日かかるため、早めの対応が必要
- → gBizID公式サイト
📦 助成対象経費・対象外経費の違い
助成対象経費 | 対象外経費 |
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クラウド利用料、ライセンス料 | パソコン、スマホ、iPad等の汎用機器 |
初期設定費、保守費、操作研修 | 通信機器(LAN、Wi-Fi等) |
専用機器(条件付きで上限20万円) | ホームページ制作、SNS運用、広告費 |
❓ よくある質問(FAQ)
- Q. スマホやiPadは助成されますか?
→ 原則対象外。業務に不可欠な専用機器であれば20万円まで助成対象。 - Q. 発注はいつから可能?
→ 交付決定後でないと対象外になります。 - Q. 1社からしか見積が取れない場合は?
→ 「見積限定理由書」の提出が必要です。 - Q. 専門家支援って何ですか?
→ 導入後、専門家が最大5回無料で現地支援してくれます。
✅ まとめ
東京都のこの助成金制度は、単なるコスト削減ではなく、中小企業のデジタル化・業務改革を後押しする仕組みです。 10月申請期間は短いため、早めのgBizID取得と申請準備が必須です。
🔗 詳細・申請はこちら▼
東京都中小企業振興公社|デジタルツール導入支援ページ
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